未成年は一人では買い物が出来ない?

日本の法律では、20歳未満が「未成年」ということになっており、
20歳以上の「成年」とは明確な区別がされています(民法4条)。

青少年法の適用があるとか、煙草が禁止されているとかもそうですが、
もう少し生活に密着した制限を見てみましょう。


まず、未成年者は、原則として未成年者単独では有効な法律行為をすることはできません。
親などの親権者の同意が必要になります。

法律行為とは、例えば売買契約。
つまり、買い物などは未成年者単独ではその行為は「取り消しうる行為」となります。

具体的に説明してみましょう。

あなたのお子さんは18歳の未成年者です。
そのお子さんが、あなたのクレジットカードをこっそり持ち出して、
洋服などの買い物をしてしまいました。

お子さんが帰ってきたら、たくさんの洋服を抱えて帰ってきました。
当然、あなたは問い詰めます。そして、お子さんは事実を白状しました。

この場合、あなたのとり得る行動はひとつではありません。

まずは、この買い物を店に言って取り消すことが出来ます。
「この買い物は子供が勝手にやったことで、親の私は認めていない。
申し訳ないが、買い物を取り消してくれ」とね。これがひとつ。

もうひとつは、その買い物を「しょうがないな」と認めることも出来ます。
これを「追認」といいます。

つまりですね、未成年者が単独で法律行為をした場合、
その親権者がとり得る手段が二つあるということです。

ひとつがその法律行為を取り消すことが出来、
もう一つは、追認してその法律行為を確定的に有効にすることが出来ます。

未成年が単独でする法律行為は、このように不安定な状態置かれる訳ですね。
成年のように確定的に有効な法律行為をすることが出来ないんです。