未成年者でも成年になることができる!

未成年者でも、成年とみなされる場合があります。

それは、未成年で婚姻(結婚)した場合です。
民法753条にこういった規定があります。

未成年が婚姻したときは、これによって成年に達したとみなす。

未成年の場合、男子は満18歳、女子は16歳で結婚が認められていますが(民法731条)、このような場合は、未成年でも成年になったとみなされるわけです。これを、「成年擬制」と呼びます。

もっとも、これは民法規定の中の一部で成年とみなされるだけで、
その他の法律(公職選挙法、未成年飲酒禁止法、未成年喫煙禁止法)
では依然未成年のままになることに注意してください。

この成年擬制ですが、未成年中に婚姻解消(離婚や一方の死亡により生じる)
となった場合は、また未成年に戻るのかという疑問が残ります。

この場合は、元に戻らないで、成年擬制の効果は残ります。

未成年の結婚が出てきましたので、ついでですが、
結婚当事者が未成年の場合、原則として父母双方の同意が必要になります(民法737条)。

もっとも、こちらは必ずではなく原則論です。

両親共が結婚を認めてくれない場合は婚姻不可になってきますが、
両親の一方ががどうしても認めてくれない場合、死亡や行方不明、
意思表示がままならない場合などの場合は、父母双方の同意がなくとも、一方の同意で足ります。

もっとも、父母が離婚している場合は、
やはり双方の同意が必要になってきますので、注意が必要です。

ただ、結婚は、周りに、特に、親には認めてもらいたいものです。
親と子の思惑は必ずしも一致しない場合があるかもしれませんが、
みんなに認められる結婚がベストだとは思います。