債権者と債務者

社会生活を送る上で、自分以外の者と取引きな士には生きていけません。

食品・食材を手に入れるには、
食品を売っている店から購入しなければなりませんし、
電気・ガス・水道も業者との契約によって家に開通しているのです。

もちろん、契約も取引きです。

家だって、賃貸なら家賃を毎月支払っているわけだし、
持ち家でローン返済中なら、ローンも支払う義務があって支払っています。

このように、現代社会生活は、「契約事」で占められています。

契約となると、
その契約が締結された時点で、当事者に債権債務というものが発生します。
では、その「債権債務」とはどういうものなのでしょうか?

なんとなくイメージはできると思いますが、
ここで簡単なイメージを持ってもらいましょう。

OLが八百屋で買い物

債権債務のかたち右のイラストをご覧ください。
とあるOLが会社帰りに八百屋で買い物をしました。

「これ3つとあれ2つください」
「ヘイ、これ3つとあれ2つですね」
この時点でこれ3つとあれ2つの売買契約が締結されました。

そうすると、お互いに債権債務が発生します。
OLには八百屋に対して、これ3つとあれ2つの引渡し債権。
「オヤジ、これ3つとあれ2つを私に引き渡すのよ」と要求できる権利。
そして、八百屋にはこれを逆から見た債務、つまり、これ3つとあれ2つの引渡し債務です。

これでこれ3つとあれ2つの引渡しについて、債権債務が対になりましたね。

もう一つの債権債務

今度は八百屋目線で見てみましょう。
八百屋には、OLに対して、これ3つとあれ2つの代金請求債権が発生します。
「ねーちゃん、○○円払ってね」と要求できる権利です。
そして、OLにはこの代金引渡し債務が発生します。

債権債務とは法的権利と法的義務

以上です。
これで八百屋がこれ3つとあれ2つをOLに引き渡してOLが八百屋に代金を払ったら、
これまでの債権債務はすべて消滅します。

つまり、債権を行使して債務を履行したら、その債権債務は消滅するのです。
債権は権利であり、債務は義務なのです。
この権利義務とは、法律上守られるあるいは強制され得るものです。

つまり、仮に裁判になれば、
その債権は法律上支持されて、債務者には強制的にその義務を履行しろとなるわけです。