親族関係の発生・消滅について

血族関係は、自然血族関係では「出生」によって発生します。
嫡出子は、その父母間での子として血族関係が発生し、非嫡出子でも、父がその非嫡出子を認知すれば、父及び父方の血族として親族関係が発生します。

そして、「死亡」によって血族関係は消滅します。
その消滅は、死亡者が生前自然血族関係にあった者に対してです。また、死亡に準ずる失踪宣告によっても血族関係は消滅します。
失踪宣告について -概要-

また、血族関係は法定によっても成立しますが(法定血族関係)。養子縁組がそうですが、この場合は、養子の縁組前の血族との間には、なんら関係は生じません。あくまで、養子及び養親との血族関係に終始します。

消滅は、離縁及び縁組取消、そして、特別養子縁組となった者と実方との自然関係は消滅します。特別養子縁組の場合は、もとの血族関係は消滅して、新しい血族関係が形成されるのですね。

配偶者、もちろん「婚姻」によって親族関係が発生します。となると、姻族関係もそうなりますね。消滅は、配偶者の死亡、離婚や婚姻取消でなります。

ただし、姻族関係の場合、死亡と離婚や婚姻取消ではちょっと違いが出ます。
死亡の場合は、死亡した配偶者と生存の配偶者血族との姻族関係が消滅します。生存配偶者が死亡配偶者の姻族と姻族関係を消滅させたければ、その意思表示をすれば消滅させることもできます(民法728条)。この意思表示は、届出という形になり、意思表示後の撤回はできません。

死亡配偶者の血族側から生存配偶者へ意思表示することはできません。

離婚や婚姻取消では、婚姻を通じて生じた姻族関係はすべて消滅します。

勘違いしないで頂きたいのは、親族関係が消滅するのであって、人間関係が消滅するかしないかは別の問題となりますよ。これは、個人的な問題ですからね。